「キャンプを始めたいけど、テントのインナーマットって意外と高い…」「もっと手軽に、できれば100均で代用できないかな?」そんな風に考えていませんか?キャンプの快適さを左右するインナーマットですが、純正品は数千円から一万円以上することも。本記事では、そんなお悩みを解決するために、100均グッズでテントのインナーマットを代用する方法を徹底的に解説します。ダイソー、セリア、キャンドゥで見つかるおすすめ商品から、快適性をアップさせる賢い使い方まで、これを読めばあなたもコスパ良く快適なキャンプを始められますよ!
結論:100均グッズでテントのインナーマットは代用できる!でも工夫が必要

まず結論からお伝えすると、100均で販売されている商品を工夫して使うことで、テントのインナーマットとして十分に代用可能です。しかし、専用品と全く同じ快適性が得られるわけではありません。100均商品のメリットとデメリットを理解し、いくつかのアイテムを組み合わせるなどの工夫をすることが、快適なテント泊への近道となります。安さという最大のメリットを活かしつつ、弱点をどうカバーするかが重要になってくるでしょう。
本記事では、以下の点について詳しく解説していきます。
- そもそもテントにインナーマットはなぜ必要なのか
- 【100均ショップ別】インナーマット代用品おすすめ5選
- 100均マットの快適性を格上げする賢い使い方
- 【徹底比較】100均マット vs 専用品 どっちを選ぶべき?
- 100均だけじゃない!ワークマンなど他のコスパ最強マット
そもそもテントにインナーマットはなぜ必要?3つの重要な役割

「そもそもインナーマットって本当にいるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。インナーマットは、キャンプの快適性を格段に向上させるための重要なアイテムです。 主に3つの役割があり、これを知ることで代用品を選ぶ際のポイントが分かります。
地面のゴツゴツ感を軽減するクッション性
キャンプ場の地面は、見た目は平らに見えても、石や木の根などで意外とデコボコしています。 インナーマットを敷くことで、そうした地面の凹凸を和らげ、テント内での座り心地や寝心地を良くする効果があります。特に、薄いテント生地一枚では、地面の硬さがダイレクトに伝わってしまい、快適に過ごすことは難しいでしょう。厚みのあるマットほどクッション性が高まります。
地面からの冷え・湿気を防ぐ断熱性
地面からの冷気(底冷え)は、想像以上に体温を奪います。特に春先や秋のキャンプでは、夜になると急激に冷え込むことも。 インナーマットは、地面と体の間に空気の層を作り、冷気が伝わるのを防ぐ断熱材の役割を果たします。 また、地面からの湿気がテント内に上がってくるのも防いでくれるため、シュラフ(寝袋)が濡れるのを防ぎ、快適な睡眠をサポートしてくれるのです。
テントの床を保護する役割
テント内で過ごしていると、知らず知らずのうちにテントの床(フロアシート)を傷つけてしまうことがあります。例えば、荷物を引きずったり、硬いものを置いたりすることで、生地が擦れたり、穴が開いたりする原因になります。 インナーマットを一枚敷いておけば、テント本体のフロアシートを保護し、テントの寿命を延ばすことにも繋がるのです。
【100均ショップ別】インナーマット代用品おすすめ5選

それでは、具体的にどの100均ショップでどんな商品がインナーマットの代用として使えるのでしょうか。ここでは、ダイソー・セリア・キャンドゥで見つけられる、キャンパーにも人気のアイテムを厳選してご紹介します。
【ダイソー】レジャーマット(550円)
ダイソーで550円(税込)で販売されている「レジャーマット」は、多くのキャンパーが注目するアイテムです。 アコーディオンのように折りたたむことができ、収納ポーチも付いているため持ち運びに便利。 サイズは約185cm×57cmと一人用に十分な大きさです。表面の凹凸がクッション性を生み出し、地面の硬さをある程度和らげてくれます。 ただし、厚みはそれほどないので、これ一枚で砂利サイトなどに行くと少し心許ないかもしれません。 アルミ蒸着はされていないため、断熱性は専用品に劣りますが、暖かい時期のキャンプや、他のマットと組み合わせて使うのにおすすめです。
【ダイソー・セリア】アルミシート・保温シート
ダイソーやセリアで手に入るアルミシート(保温シート)も非常に優秀な代用品です。 サイズは180cm×180cmなど大きなものもあり、ファミリーテントの床を覆うことも可能。 最大のメリットは、アルミ蒸着による高い断熱・保温性です。 地面からの冷気をシャットアウトし、体温を反射して暖かさを保つ効果が期待できます。 デメリットとしては、クッション性はほとんどないため、これ一枚では地面のゴツゴツ感がダイレクトに伝わってしまう点です。後述するジョイントマットなど、クッション性のあるアイテムと組み合わせることで真価を発揮します。
【ダイソー・セリア】ジョイントマット
子供部屋などで使われるパズル型のジョイントマットも、キャンプで活躍するアイテムです。 必要な分だけ持っていけるので荷物の量を調整しやすく、テントの形に合わせて敷き詰められるのが魅力。EVA樹脂製でクッション性が高く、地面の凹凸をしっかり吸収してくれます。 一方で、パーツ同士の隙間から冷気が上がってきたり、収納時にかさばるというデメリットも。銀マットやアルミシートを下に敷いてからジョイントマットを設置すると、断熱性とクッション性の両方を確保できます。
【セリア】レジャーシート(厚手タイプ)
セリアには様々なデザインのレジャーシートがありますが、インナーマットとして使うなら少し厚手のタイプを選びましょう。 100円(税込)という手軽さでありながら、テントの床を汚れや傷から守るという基本的な役割は十分に果たしてくれます。 サイズは1畳用や2畳用など複数展開されているので、自分のテントサイズに合わせて選べます。 ただし、クッション性や断熱性はあまり期待できません。 荷物置き場として部分的に使ったり、暖かい季節のピクニック感覚のキャンプで使うのに向いています。
【キャンドゥ】折りたたみレジャーマット
キャンドゥで販売されている「折りたたみレジャーマット」も、ソロキャンプやツーリングキャンプで重宝するアイテムです。 手のひらサイズに折りたためるコンパクトさが最大の魅力。 素材はXPEフォームで、軽量ながらも湿気や冷気をカットする効果があります。 座布団サイズのものが主流ですが、複数枚用意して並べたり、お尻の下に敷くサブマットとして活用するのがおすすめです。メインのインナーマットとしては小さいですが、その携帯性の高さは大きな武器になるでしょう。
100均マットの快適性を格上げする賢い使い方

100均のアイテムは単体で使うと少し物足りなさを感じることもありますが、組み合わせることでその性能を格段にアップさせることができます。ここでは、より快適なテント泊を実現するための、賢い使い方や組み合わせのコツをご紹介します。
「アルミシート」+「クッション性マット」の重ね使いが基本
最もおすすめなのが、断熱性の高い「アルミシート」と、クッション性の高い「ジョイントマット」や「レジャーマット」を重ねて使う方法です。 まずテントの床全体にアルミシートを敷き、地面からの冷気と湿気をシャットアウトします。このとき、アルミのキラキラした面を上に向けると体温を反射してより暖かく感じられます。 その上にジョイントマットやダイソーのレジャーマットを敷くことで、クッション性が加わり、地面のゴツゴツ感を気にせず快適に過ごせるようになります。この二段構えが、100均アイテムで快適な寝床を作る基本の形です。
コットと組み合わせてさらに快適に
キャンプ用の簡易ベッドである「コット」を使用する場合でも、100均マットは活躍します。コットの上にダイソーのレジャーマットやアルミシートを一枚敷くだけで、寝心地と保温性が格段に向上します。 コットの布一枚だけでは背中が冷えることがありますが、マットを挟むことで冷気を遮断し、より快適な睡眠環境を作り出すことができます。特に冬キャンプでは、この一手間が大きな違いを生むでしょう。
ラグやブランケットをプラスしておしゃれと暖かさを両立
100均マットを敷いた上に、お気に入りのラグや厚手のブランケットを敷くのもおすすめです。見た目がおしゃれになるだけでなく、さらに保温性とクッション性がアップします。特にジョイントマットのつなぎ目が気になる場合でも、ラグを敷けば一体感が生まれて快適なリビングスペースのようになります。100均でもおしゃれなデザインのブランケットが手に入るので、ぜひ探してみてください。
【徹底比較】100均マット vs 専用品 どっちを選ぶべき?

「結局、100均マットとちゃんとした専用品、どっちがいいの?」と迷う方も多いでしょう。ここでは、それぞれのメリット・デメリットを比較し、どんな人にどちらがおすすめかを解説します。あなたのキャンプスタイルに合わせて選んでみてください。
比較表
項目 | 100均マット(組み合わせ) | 専用インナーマット |
---|---|---|
価格 | ◎ 非常に安い(数百円~2,000円程度) | △ 高価(数千円~数万円) |
クッション性 | ○ 工夫次第で確保できる(ジョイントマットなど) | ◎ 非常に高い |
断熱性 | ○ 工夫次第で確保できる(アルミシートなど) | ◎ 非常に高い(R値表記など高性能なものも) |
収納性 | △ かさばりやすい(特にジョイントマット) | ○ 専用ケースでコンパクトにまとまる |
設営・撤収の手間 | △ 組み合わせる手間がかかる | ◎ 広げるだけなので簡単 |
一体感・見た目 | △ つぎはぎ感が出やすい | ◎ テントにぴったりで美しい |
100均マットがおすすめな人
以下のような方には、まず100均マットから試してみることをおすすめします。
- とにかく初期費用を抑えたいキャンプ初心者
- 年に1~2回程度しかキャンプに行かないライトユーザー
- 暖かい季節のキャンプがメインの方
- 工夫したり、DIYを楽しんだりするのが好きな方
まずは100均アイテムでキャンプを体験してみて、「もっとクッション性が欲しい」「冬もキャンプしたい」と感じたら、専用品へのステップアップを検討するのが賢い選択です。
専用品がおすすめな人
一方で、以下のような方には初めから専用品の購入をおすすめします。
- 設営・撤収の手間を少しでも減らしたい方
- 冬キャンプなど、過酷な環境でも快適に過ごしたい方
- 寝心地にこだわりたい、睡眠の質を重視する方
- ファミリーキャンプで、テント全体を快適な空間にしたい方
専用品は価格が高いだけのことはあり、快適性や利便性は抜群です。 特にテントとセットで販売されている純正品は、サイズがぴったりで隙間ができず、最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
100均だけじゃない!ワークマンなど他のコスパ最強マット

「100均よりはもう少し性能が良いものが欲しいけど、有名ブランド品は高すぎる…」という方には、ワークマンやホームセンターのオリジナルブランドもおすすめです。驚くほどの低価格で、十分な性能を持つマットが見つかります。
ワークマンのキャンプマット
作業着で有名なワークマンですが、近年はアウトドア用品にも力を入れており、キャンパーから絶大な支持を得ています。 ワークマンのキャンプマットは、「エアディメンションマットレス」など、数千円という低価格ながら厚みがあり、クッション性・断熱性に優れたモデルがラインナップされています。 10cm厚のインフレーターマットが4,900円(税込)で手に入るなど、そのコストパフォーマンスは驚異的です。 人気商品はすぐに売り切れてしまうこともあるので、こまめに公式サイトをチェックしましょう。
カインズなどのホームセンター
カインズなどの大手ホームセンターも、オリジナルのアウトドアブランドを展開しており、安価で質の良いマットが見つかります。 銀マットやレジャーシートはもちろん、厚手のインフレーターマットなども取り扱っています。価格帯もワークマンと同様に、有名アウトドアブランドよりも手頃な設定になっていることが多いです。お近くに店舗がある方は、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか。
よくある質問

100均マットの耐久性はどれくらいですか?
使用頻度や使い方にもよりますが、100均のマットは専用品に比べて耐久性が高いとは言えません。特に薄いアルミシートは、石などで破れやすいことがあります。しかし、数回のキャンプで使えなくなるということは稀で、丁寧に扱えば1シーズン以上は十分に使えるでしょう。価格を考えれば、消耗品と割り切って使うのも一つの手です。
100均マットで冬キャンプはできますか?
工夫次第では可能ですが、十分な対策が必要です。アルミシートを2枚重ねにしたり、ジョイントマット、さらにその上に厚手のブランケットを敷くなど、複数のアイテムを組み合わせて断熱層をしっかり作ることが重要です。 ただし、厳冬期のキャンプでは命に関わることもあるため、初心者の方は無理をせず、R値(断熱性を示す数値)の高い専用マットを使用することをおすすめします。
ソロキャンプにおすすめの100均マットの組み合わせは?
荷物をコンパクトにしたいソロキャンプでは、ダイソーの「レジャーマット(550円)」をメインに、その下にセリアの「アルミ保温シート」を敷く組み合わせがおすすめです。レジャーマットは一人用のサイズで軽量、アルミシートも折りたためばかさばりません。この組み合わせで、最低限のクッション性と高い断熱性を両立できます。
テントのサイズに合わない場合はどうすればいいですか?
アルミシートやレジャーシートは、ハサミで簡単にカットできるのがメリットです。 自分のテントのフロアサイズに合わせてカットして使いましょう。ジョイントマットの場合は、テントの形に合わせて必要な枚数を組み合わせることで、無駄なく敷き詰めることができます。
まとめ

- 100均グッズは工夫次第でテントのインナーマットに代用可能。
- インナーマットの役割はクッション性、断熱性、テント保護。
- ダイソーの550円レジャーマットはコスパが高い。
- アルミシートは断熱性を高めるのに必須のアイテム。
- ジョイントマットはクッション性確保に優れている。
- 基本は「アルミシート」と「クッション性マット」の重ね使い。
- 重ね使いで100均アイテムの弱点をカバーできる。
- コットの上に敷くと寝心地と保温性が向上する。
- ラグやブランケット追加でおしゃれと快適さを両立。
- 初期費用を抑えたい初心者は100均から試すのがおすすめ。
- 快適性や利便性を求めるなら専用品がベスト。
- ワークマンのマットは驚異的なコストパフォーマンス。
- ホームセンターのオリジナルブランドも狙い目。
- 冬キャンプでの使用は十分な重ね着と注意が必要。
- 自分のキャンプスタイルに合わせて最適な選択をしよう。